10Sep

予約表に空いている日が増えてくると、次に何をすればよいのか迷うことがあります。広告を出すべきか、新しい媒体に登録するべきか、SNSの投稿を変えるべきか。どれも費用か手間がかかるので、決めるまでに時間がかかります。
何かを増やす前に、いまお店の情報が載っている場所を開いて、そこに書いてある内容を確かめてみてください。この記事では、費用をかけずに、すでにあるものを見直す方法をご紹介します。有料広告の運用や、費用をかけて掲載先を増やす方法は扱いません。
まずは、いま使っているものを書き出す

見直しを始める前に、お店の情報が載っている場所を紙かメモアプリに書き出してみてください。自店のホームページ、Instagram、地図サービスの店舗情報、無料で登録できるサロン検索サイト、以前登録したまま触っていない媒体を並べます。名刺やショップカード、店内に置いている紙のメニュー表も同じ扱いにします。
書き出したら、それぞれの横に「最後に手を入れた時期」を書き足します。思い出せないものは「不明」で構いません。ここまでで、どこが最新で、どこが古いままかが一覧になります。これから直す順番は、この一覧を見て決めます。
これまでのお客さまに「どこで知りましたか」と聞いた記録が残っていれば、それも並べて見てください。実際に見られている場所と、自分が力を入れている場所が違っていることもあります。全部を同時に直す必要はないので、まずは1つ選びます。
市場全体の動きも、参考として見ておきます。株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの美容センサス2026年上期【ネイルサロン編】によると、女性の利用率は9.2%で過去5年で最も高い水準でした。一方、年間の利用回数は5.67回、1回あたりの利用金額は6,115円で、どちらも前年を下回っています。
ただし、この調査だけで自店の予約が減った理由は分かりません。市場の傾向は参考にとどめて、自店の記録と照らし合わせながら考えましょう。
1.同じことが、どこに書いてあっても同じか

書き出した場所を1つずつ開いて、住所、電話番号、営業時間、定休日、料金、予約の受付方法が同じ内容になっているかを見比べてみてください。ここが媒体ごとに違っていると、どちらが正しいのかはお客さまには判断できません。
食い違いは、うっかりから生まれます。料金を改定したときにホームページは直したものの、数年前に登録した検索サイトはそのままになっていた、というようなことです。営業時間を変えたときにSNSのプロフィールだけを書き換えて、ほかを忘れてしまうこともあります。移転や定休日の変更のあとにも、同じことが起こります。
見比べて違いが見つかったら、その場で直せるものは直します。ログインできない媒体や、もう使っていないアカウントが出てくることもあります。その場合は、掲載の削除や修正を受け付ける窓口があるかを確認してください。連絡先が見当たらないときは、そのまま置いておくよりも、自店のホームページやSNSに最新の案内を分かりやすく載せておくほうが確実です。
直したものには、書き出した一覧に日付を書き込みます。次に見直すときの目印になりますし、どこまで手を入れたかを忘れずに済みます。
2.写真を「増やす」前に、何が写っているかを見る

写真は枚数を増やすことだけを目標にしなくても構いません。その前に、いま載せている写真を並べて、何が写っているかを確かめてみてください。
見るところは2つあります。1つは、扱っているメニューの違いが伝わるかどうかです。ワンカラー、アート、フット、ケア、付け替えのうち、得意にしているものや最近よく注文されるものが写真に含まれているかを確認します。同じような色や長さのものばかりになっていたら、別のメニューの写真を足す候補になります。
もう1つは、写真に添える説明です。メニュー名、税込の料金、オフ代の扱い、施術時間の目安の4つが入っていると、料金表と写真を行き来しなくても内容が分かります。デザインによって金額が変わる場合は、追加料金がかかる条件も書いておきましょう。
パラジェルやフィルインのように、お客さまによって受け取り方が分かれる言葉を使うときは、自店での扱いを一言添えておくと伝わりやすくなります(用語の意味はネイル用語集にまとめてあります)。
お客さまの手を撮った写真を使う場合は、掲載の許可を得たものだけにします。以前から載せている写真について許可の記録が見つからないときは、いったん外して、次の施術のときに改めて許可をもらった写真に差し替えるほうが安心です。
足す写真は、撮り直さなくても構いません。仕上がりの確認でお客さまに送った写真、SNSに投稿した写真など、スマートフォンに残っているものから選べます。撮影のための時間を別に取らずに済むぶん、続けやすい方法です。
3.予約の入口が、迷わず押せるか

掲載内容を直したら、最後に予約の入口を確認します。ここは自分で操作して確かめられるところなので、費用も手間もほとんどかかりません。
まず、どこから申し込めばよいのかが書かれているかを見ます。電話、予約フォーム、SNSのメッセージ、予約サイトのうち、複数の方法で受けているなら、それぞれをきちんと並べて書いておきます。逆に、もう受け付けていない方法が残っていれば消します。
次に、営業時間外に届いた申し込みをどう扱うかです。「翌営業日にお返事します」「施術中は電話に出られないため、留守番電話にお名前をお願いします」といった一言があると、返事を待っている間の不安が減ります。当日予約や当日キャンセルの扱いも、決めているなら書いておきましょう。
そのうえで、お客さまと同じ経路をご自身で最後まで操作してみてください。スマートフォンで、ログインしていない状態で開くのがおすすめです。リンクの先が終了したキャンペーンのページになっていないか、閉じたアカウントにつながっていないか、フォームの送信ボタンまで進めるかを順に確かめます。
操作してみて引っかかったところは、初めて来るお客さまにも同じように伝わりにくい場所です。気づいた点をメモして、直せるものから手を入れていきます。
ネイルサロンガイドの掲載ページも見直してみてください

費用をかけずに使える掲載先の一つとして、ネイルサロンガイドもご利用いただけます。掲載料は無料で、宣伝機能やクーポンも月額0円です。予約が入っても手数料はかかりません。
2026年9月9日時点で公開している1,941店を集計したところ、掲載項目の登録状況は次のとおりでした。
| 掲載項目 | 登録されている店舗数 | 1,941店に占める割合 |
|---|---|---|
| 自由ページ | 984店 | 約51% |
| 写真・ギャラリー | 893店(6,857枚) | 約46% |
| クーポン | 446店(982枚) | 約23% |
| スタッフ紹介 | 348店 | 約18% |
写真の登録枚数で見ると、5枚の店舗が475店ありました。ただし、枚数だけでは運用の様子までは分かりません。開店時に登録した写真をそのまま使い続けている場合もあれば、見せたいものを絞って枚数を決めている場合もあります。
すでに掲載しているサロンは、ご自身のページを開いて、この記事で見てきた3つの項目を同じように確かめてみてください。SNSには最近の写真があっても、掲載ページには反映していないものがあるかもしれません。料金や営業時間が、ほかの媒体と食い違っていないかも合わせて確認できます。
すべての項目を埋めるために、無理にクーポンを作る必要はありません。何から手を付けるかはサロンによって違いますので、いま説明が足りないと感じた項目から追加していきましょう。掲載した作品写真は、編集部が書くデザイン特集で紹介することもあります(ブライダルネイルの特集のような記事です)。
ギャラリーやブログなどの更新は、サイト内の表示順に関係する仕組みになっています。ただし、写真を追加するだけで順位や予約数が決まるわけではありません。更新のときは、初めて見る人が来店を検討するために何の情報が必要かを意識してください。
未掲載なら無料登録、掲載済みなら店舗ページの確認から
まだネイルサロンガイドに掲載していないサロンは、無料登録をご利用ください。店舗情報を掲載したら、いまのメニューに合う写真や、料金・所要時間の説明を追加していきましょう。
すでに掲載している場合は、ご自身の店舗ページをお客さまの立場で開いてみてください。ほかの媒体と内容が違う、写真の説明に料金が入っていない、予約先に進めないなど、気づいた点から修正していきます。
今日できることは、お店の情報が載っている場所を書き出す紙1枚からです。新しい集客方法を増やす前に、いまあるページでサロンの内容が正しく伝わっているかを確認してみましょう。
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掲載料・宣伝機能・クーポン 月額0円/予約が入っても手数料はかかりません







