22Sep

ネイルサロンのメニュー表(料金表)に載せるのは、メニュー名・内容・税込の金額・所要時間・オフ代・写真の6項目です。この記事では、その6項目の形にしたテンプレート(Excel・PDF)を無料で配ります。中身は、メニュー名を入れた印刷用の表、写真1枚ごとに金額を書く下書き、出す前の確認リストの3枚です。
「メニュー表を作りたいけれど、何をどこまで書けばいいか分からない」で手が止まっているあなたに、メニュー表の役目、6項目と書き方、並べ方とテンプレート、出す前の確認、写真で並べる店舗ページの順に書きます。値段の決め方や相場、見た目(デザイン)の作り方、作るためのアプリの選び方は扱いません。ネイルサロンガイドの店舗ページでは写真1枚ごとに金額と所要時間を付けて並べられるので、2枚目の下書きはその入力欄と同じ並びにしてあります。
メニュー表の役目:「いくらで、何分で、何が含まれるか」を見て決める材料

株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの「美容センサス2026年上期【ネイルサロン編】」には、初回来店時にサロン選びで重要視したポイントを聞いた設問(女性・複数回答・n=605)があります。設問の項目のうち、メニュー表に関わる5つの割合は次のとおりです。
| 初回来店時にサロン選びで重要視したポイント(女性・複数回答・n=605) | 割合 |
|---|---|
| ネットに掲載されている写真(スタイル、デザイン、施術の写真など)が良い | 24.8% |
| 料金が明確 | 17.2% |
| 料金がリーズナブル | 14.9% |
| 初回割引・クーポンがある | 9.4% |
| 受けてみたいメニューがある | 9.1% |
「料金が明確」が何を指すかは、調査には書かれていません。この記事では、税込の金額・所要時間・オフ代・含まれるものの4つがそろった状態を「明確」として扱います。
5つの中でいちばん大きいのは、写真の項目の24.8%です。写真の項目と料金の項目が同じ設問の中に並んでいるので、メニュー表は文字だけの表で終わらせず、写真と金額を並べた形も用意します。この記事の6項目に写真が入っているのはそのためで、並べる場所は「写真つきの料金表」の節に書きました。
金額の書き方には、国税庁のタックスアンサーNo.6902「総額表示」の義務付け(令和8年4月1日現在法令等・2026年9月22日確認)に決まりがあります。「総額表示義務とは、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合に、消費税額(地方消費税額を含む。)を含めた価格(税込価格)を表示することを義務付けるものです。」とあります。媒体については「事業者があらかじめ消費者に対して行う価格の表示であれば、それがどのような表示媒体(店頭表示、チラシ広告、新聞・テレビの広告など)により行われるものであるかを問いません。」と説明しています。総額表示として認められる表示の例として、同じページは「11,000円(税込)」「11,000円(税抜価格10,000円)」など(標準税率10パーセント)を挙げています。店頭の紙・SNS・店舗ページのどこに書くときも、金額はこの例の形で書きます。
メニュー表・料金表の作り方:載せる6項目と書き方

次の表の「書き方」の列は、あとで配るテンプレートの欄と同じ分け方です。「理由」の列は、前の節の調査と国税庁の例に対応させてあります。
| 項目 | 書き方 | 理由 |
|---|---|---|
| メニュー名 | 呼び名を1つに決めて書く(「ジェル ワンカラー」など)。略した名前や別の呼び名を場所ごとに変えない | 場所ごとに呼び名が違うと、別のメニューに見えるため |
| 内容 | 本数と、含まれるもの(ケアの有無など)。定額デザインは、含まれる本数とアートの範囲 | 「何が含まれるか」の材料(この記事で「明確」に含めた4つの1つ) |
| 税込料金 | 総額表示の例の形で書く(「11,000円(税込)」など)。税抜の金額だけの表記にしない | 国税庁の総額表示 |
| 所要時間 | 「目安」と断って、分で書く。デザインや爪の状態で前後することも添える | 「何分で」の材料。前後する幅を目安と断っておく |
| オフ代 | 「込み」か「別途 ¥__」のどちらかを書く。他店のジェルのオフの扱いも書く | 別途なら、支払う合計が料金の欄の金額と変わる |
| 写真 | そのメニューで施術した爪の写真を、金額と対応させて置く | 初回来店時に重視したポイントで写真が24.8% |
ミニモの掲載ガイドライン(2026年9月19日確認)のように、「メニューを税別として案内している」ことを禁止行為に挙げている掲載サイトもあります。
6項目のうち写真以外の5つは、1枚の表の列として横に並びます。写真は表の列に入れにくいので、写真1枚に対して名前・金額・所要時間・オフ代を付ける、もう1つの形が要ります。その形の下書きが、次の節のテンプレートの2枚目です。
並べ方と無料テンプレート(Excel・PDF)

テンプレートは3枚で、PDFとExcelの中身は同じです。印刷してそのまま使うならPDF(A4・3ページ)、メニュー名や欄を直してから使うならExcel(3シート)を開いてください。
| 枚 | 中身 |
|---|---|
| 1枚目 メニュー表(印刷・店頭・SNS用) | サロン名・改定日の欄。列はメニュー/内容(本数・含まれるもの)/所要時間(目安)/税込料金/オフ代/備考。メニュー名は入れてあり、金額と所要時間は空欄 |
| 2枚目 写真つきメニューの下書き(ギャラリー用) | 列はNo./写真(ファイル名)/ネイルの名前(20字まで)/金額(税込・円)/所要時間(分)/オフ(込み/別途)/料金の補足(60字まで)。12行 |
| 3枚目 出す前の確認リスト | 7つ。次の節に同じ7つを載せています |
1枚目のメニューは「1.ジェル(基本・定額)」「2.アート・オプション」「3.ケア・フット」「4.オフ・付け替え」の4つの区分に分けてあり、この分け方はこの記事のひな形の分け方です。入れてあるメニュー名はどれも一般的な呼び名で、ジェルの区分にはジェル ワンカラー・グラデーション・フレンチ・定額デザインA・Bを、アート・オプションの区分にはアート・ストーン・パーツ・長さ出し・リペア(いずれも1本あたり)を入れてあります。ケア・フットの区分はハンドケア・フットケア・フットジェル ワンカラー、オフ・付け替えの区分はオフ(当店のジェル)・オフ(他店のジェル)・付け替え(オフ+ジェル)です。あなたの店に無いメニューの行は消し、区分ごとに空けてある行に足りないメニューを書き足してください。欄外の注意4行は、前の表の書き方のうち税込・所要時間・オフ代・定額の4つと同じ内容です。
2枚目は写真1枚につき1行です。写真のファイル名を書く列があるので、あとでスマートフォンの写真を探すときの控えにもなります。
1枚目は印刷して店頭に置き、同じ内容をSNSの投稿にも書きます。2枚目は店舗ページのギャラリーに入力します。ホームページがあるなら、1枚目の内容をそこにも載せます。
出す前の確認リスト7つ

1枚目と2枚目を埋めたら、テンプレートの3枚目を開いて、上から順に見てください。7つと、それぞれどこを見るかは次のとおりです。
| No. | 確認すること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 1 | 金額はすべて税込で書いた(税抜だけの表記になっていない) | 1枚目の税込料金の欄・2枚目の金額の列 |
| 2 | メニューごとに所要時間の目安を書いた | 所要時間の欄 |
| 3 | オフ代が込みか別途か、他店オフはどうかを書いた | オフ代の欄・「4.オフ・付け替え」の区分 |
| 4 | 定額デザインに、含まれる本数・アートの範囲を書いた | 内容の欄 |
| 5 | 写真と金額が対応している(この写真はいくら、が分かる) | 2枚目 |
| 6 | 店頭・ホームページ・掲載サイト・SNSで、同じメニュー名と同じ金額になっている | 出す場所すべて |
| 7 | 改定日を書いた(古い金額の紙が残っていない) | 1枚目の改定日の欄 |
6つ目は、出す場所が増えるほど手間のかかる項目です。どこか1か所の金額を直したら、残りの場所も同じ日に直します。ホームページに何を載せるかを決める順番は、ネイルサロンのホームページの記事に書いてあります。
7つ目の改定日は、金額を変えたときに、どの紙が新しいかを見分けるための欄です。金額を上げるときのお客様への知らせ方と文例は、値上げのお知らせの記事にまとめてあります。
写真つきの料金表:ネイルサロンガイドの店舗ページ(ギャラリー)

あなたが管理画面の「ネイルギャラリー」で写真を登録するとき、写真1枚ごとに付けられる欄は、テンプレートの2枚目の列と同じ5つ(ネイルの名前・金額・所要時間・オフ・料金の補足)です。オフは「指定しない/オフ込みの料金/オフ代は別途」から選びます。ほかに、キャプション(30字)・説明(1,000字)・デザインのタグの欄があります。
あなたが写真に名前と金額を付けると、店舗トップのギャラリーには、写真の下に「ネイルの名前 ¥金額」で並びます。ギャラリーの一覧には「¥金額 / 約N分」が出て、写真の詳細ページには「このデザイン ¥金額」「所要 約N分」「オフ込み」または「オフ代別途」と補足の一言がバッジで出ます。入れていない項目は何も出ないので、所要時間をまだ決めていない写真には名前と金額だけを付けて、あとから足しても構いません。
あるサロンの実例では、店舗トップに「奥行きボルドーマグ ¥7,000」、一覧に「¥7,000 / 約90分」、詳細ページに「このデザイン ¥7,000」「所要 約90分」と、補足の「アートやパーツは別料金となります。」が出ています。2026年9月22日時点で、店舗ページを公開している店のギャラリーには金額つきの写真が3,370枚あり、写真に金額を付けている店は299店です。
写真とは別に、あなたの店の特徴を伝える欄がもう1つあります。店舗ページの「特徴・メニュー・料金目安」で、チェックで選ぶタグです。タグには、メニュー(ジェルネイル・スカルプ・フットジェルなど)、料金目安(「~500円」から「16,000円~」までの17段階)、定額プラン料金目安(5段階)、サービス(他店オフ代無料・自店オフ代無料など)があります。あなたの店に当てはまるものを選ぶと、店舗ページの同じ欄に並びます。
ネット予約を受け付けるなら、「予約メニュー」の画面に予約用のメニュー(名前・説明・料金・所要時間。料金は「〜」の表示もできます)を登録します。お客様は予約のとき、あなたが登録したメニューと日時を選びます。ギャラリーの写真に付ける金額と予約メニューの料金は別の欄なので、この2つの欄も同じ金額になっているかを見ます。
掲載は0円で、宣伝機能もクーポンも0円、予約が入っても手数料は0円、契約期間の縛りもありません。あなたがサロン名・メールアドレス・アカウント名・パスワードの4項目(GoogleかLINEのアカウントでも登録できます)で申し込み、キャッチコピー・紹介文・写真1枚を入れて保存すると、その場であなたの店舗ページが公開されます。掲載店舗数は、2026年9月22日時点で1,949件です。
未掲載なら無料登録から
今日は、テンプレートの1枚目に、あなたの店のメニュー名と税込の金額・所要時間・オフ代を埋めてください。登録は、その表が埋まるのを待たずに同じ日にできます。ネイルサロンガイドに登録し、店名・キャッチコピー・紹介文・写真1枚を入れて公開したら「ネイルギャラリー」を開き、表で金額が決まったメニューから、写真にネイルの名前と金額を付けていきます。表の金額と写真に付けた金額が同じかどうかは、そこで見比べられます。そこまで進むと、あなたの店舗ページのギャラリーが、写真と金額の並んだ料金表になります。








